不動産投資を成功させる上で、重要なファクターとなる賃貸需要。 郊外に強い私たちだから知っている、あまり知られていない割に賃貸需要の高いエリアをご紹介します。不動産投資のエリア選定に役立てばと思います。

都心部へのアクセスと住環境の良さを兼ね備えた街、永山エリア

新宿駅から特急を利用し、30分程度で小田急永山駅に到着しました。

京王線と小田急線の2路線が利用可能で利便性が高いです。

朝早い時間だったこともあり、車内には1限の授業に急ぐ周辺の大学生が多く見受けられました。

駅周辺にはショッピングモールもあり、スーパー、飲食店、ドラッグストアなどが入っており、
駅前で生活必需品は一通り揃います。

美しい自然環境に恵まれています

駅から少し歩くと低層の住宅街が広がっています。

永山北公園や乞田川など自然環境に恵まれた住みやすいエリアです。

特に乞田川沿いの桜並木は絶景です。

京王線沿線のこのような美しい自然のある閑静な住宅街がお好きなため、沿線で賃貸物件を探されるという方も多いそうです。

また現在、多摩ニュータウン再生に向けた街づくり計画が進んでいます。

①メリハリのあるゾーニング ②多様な拠点の形成 ③それらを結ぶネットワーク

これにより持続可能なまちづくりを目指しています。

永山の賃貸のポイントは…？

賃貸のポイントは下記2点でございます。

①大学生の賃貸需要が旺盛 ②駅距離があっても稼働は良好

それぞれ詳しく解説いたします。

①大学生の賃貸需要が旺盛

本エリアの最大の特徴は、学生数の多い大学へのアクセスが抜群である点です。

沿線には、明治大学、中央大学、帝京大学など数多くの大学のキャンパスがあります。

上記の大学までの所要時間は下記の通りです。

明治大学　和泉キャンパス	20分
中央大学　多摩キャンパス	21分
帝京大学　八王子キャンパス	38分

これらの大学に通う学生が入居者のターゲットとなりますので、賃貸需要は旺盛です。

大学生に好まれやすい物件のトレンドとして「新築で狭い物件」よりも「広めの間取りだが安く住める物件」だと、地元の賃貸仲介業者さんが仰っていました。

新型コロナウイルスによるオンライン授業の広がりなどから、 「30㎡〜45㎡程度の広め×賃料の安い物件」が人気なようです。

築浅の物件ですと賃料も高くなりますので、中古物件に優位性があるといえます。

実際、このエリアの弊社の管理物件（45㎡程度の1LDK）においても、大学生のご入居者様が30％を占めております。

また初期費用を安く抑えたいニーズも強いため、フリーレントなどのキャンペーンの効果が大きいようです。

もちろん新宿駅まで30分という魅力もあるため、学生だけでなく都心で働く方のニーズも見込めます。

②駅距離があっても稼働は良好

2点目の特徴は「駅距離があっても埋まりやすい」点です。

その理由として、「バス便が豊富であること」、「駅チカの競合物件が少ないこと」が挙げられます。

京王永山駅からは全部で29路線ものバスが出ており、運行数も多いため、

駅距離が離れている場所であっても移動は容易です。

バス便が充実しているため、駅距離がある物件も需要は見込みやすいと考えます。

上記に加えて永山エリアの特徴の1つに、駅前の賃貸マンションが少ないことが挙げられます。

SUUMOにて検索すると、下記のようになっております。

京王永山・小田急永山駅が最寄りの賃貸マンション：1,736件 そのうち駅徒歩5分圏内の物件：27件

現地を確認した際にも駅徒歩5分圏内には築浅の戸建てなどが豊富な一方、賃貸マンションの供給数は少ないと感じました。

そのため、「駅距離がある」というだけで競争力が下がるわけではなく、

他の物件との差別化できるポイントがあれば、駅距離がある物件でも十分需要が見込めると考えます。

まとめ

都心部へも大学へもアクセス抜群の永山エリア。

是非、ご検討エリアに加えてみてはいかがでしょうか。