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不動産投資を成功させる上で、重要なファクターとなる賃貸需要。 郊外に強い私たちだから知っている、あまり知られていない割に賃貸需要の高いエリアをご紹介します。不動産投資のエリア選定に役立てばと思います。 |
今回は近年、駅のリニューアルも実施され、分譲マンションの開発が続々と続く「千葉駅」エリアを特集いたします。
開発ラッシュに沸く千葉駅
東京駅から総武線で1本、40分程度で千葉駅に到着。
改札を抜けると想像以上の賑わいにまず驚きました。(乗降客数は1日およそ20万人)
平日にも関わらず人の行き交いが多く、駅も大幅リニューアルされて(約6年前)多くの商業施設があります。
駅前も整備されており、歩いているとロータリーや大通りが見えてきます。
周辺を散策しているだけでも建設中の分譲マンションを3つ発見できました。
どうやらパルコや三越跡地のようで、タワーマンションの開発が進んでいます。
これだけ再開発が進んでいると、将来的な人口増加やエリアの盛り上がりには大いに期待できます。
オフィスも多い千葉市
千葉大通り沿い千葉中央駅付近には多くのオフィスビルも立ち並び、多くの企業が千葉駅周辺を拠点としています。
仲介の話によると、都内勤務よりも市内勤務の比率が高いようです。
つまり買い物施設だけでなく職場も近くにあって、「コンパクト」にまとめられた都市だと言えます。 |
ちなみに千葉市の昼夜人口比率を参照すると約98%と高水準となっています。
千葉駅エリアの賃貸需要
さて、気になる千葉駅エリアの賃貸需要ですが、
大きな特徴は以下3点です。
①駅距離の許容範囲が広い ②賃料推移が安定的 ③単身物件でもエリア次第では◎ |
それぞれ詳しく解説いたします。
①駅距離の許容範囲が広い
上記の通り、千葉駅周辺では開発も進み商業施設も多くオフィスビルも多く立ち並ぶ街です。
そのため、仲介業者に訪問されるお客様は「絶対に駅近じゃないと厳しい」ということはなく、
徒歩15~20分程度までは許容範囲として探される方が多いようです。
駅近の物件の絶対数が限られていることも要因ですが、千葉市内で職住が完結するからこその特性とも捉えられるかと思います。
※ちなみにSUUMOにて駅徒歩10分以内で検索すると、 総数:12,357件 徒歩10分以内:3,175件 と全体の25%程度になります。 |
②賃料推移が安定的
仲介業者によると、新築マンション・アパートの賃料はやや上昇傾向にあるようです。
一方で、ある程度築年が経過している物件については上昇の傾向は見られていないようですが、逆に言うと
賃料推移は安定的で下振れする可能性はかなり低い |
とのことでした。
賃料下落のリスクをそこまで考慮せずに運用できる点は魅力的ですね。
③単身物件でもエリア次第では◎
千葉駅エリアでは、単身向け物件数が約60%近くあり、相対的に供給数が多くなっています。
ある仲介によると、すぐ近くの千葉中央駅周辺(新田町、新宿)などでは大手企業の社宅としての需要は高いそうです。
上記は一例ですが、選ぶエリアを考慮すれば単身物件であっても安定稼働が固く見込めます。
まとめ
乗降客数の多い駅で物件数も豊富なエリアではありますが、ポイントを押さえれば賃貸が上手くいきやすいと感じます。
是非ご検討エリアに加えてみてください。