不動産投資を成功させる上で、重要なファクターとなる賃貸需要。 郊外に強い私たちだから知っている、あまり知られていない割に賃貸需要の高いエリアをご紹介します。不動産投資のエリア選定に役立てばと思います。

住みやすさと歴史を感じる街

今回は大手町駅から都営三田線で25分、板橋区の志村三丁目駅エリアをご紹介いたします。

駅を出て北側のエリアに向かうと、スーパー・ニトリのあるショッピングセンターやマクドナルド、MEGAドンキがあり多くの人で賑わいを見せておりました。

需要のあるエリアの見極め力があり、撤退率の低いマクドナルドや早朝まで営業しているMEGAドンキがあることはとても魅力的だと感じました。

このように駅周辺で食品や生活必需品だけでなく、家具家電まで揃うエリアですので単身世帯からファミリー世帯まで多くの需要が見込めるのではないでしょうか。

※賃貸需要については後述いたします

一方、駅の南側エリアは緑深い志村城山公園があり、北側エリアとは趣が違いました。

高台の公園を歩くと長久3年（1042年）に創設された城山熊野神社があり、はるか昔から変わらない自然や城跡が残っており、歴史を感じることができました。

志村三丁目エリアの賃貸ポイント

志村三丁目駅付近エリアの賃貸市場におけるポイントは下記3点です。

①単身物件でも見込める需要 ②賃料の割安感 ③災害時の安心感

それぞれ詳しく解説いたします。

①単身物件でも見込める需要

板橋区は10代〜20代の転入者数が多いエリアとなっており、総世帯数の54％を占めております（20代だけで4000人以上の転入超過となっております）。

このことから、進学や就職を期に若い世代が板橋エリアへ転入してくるのではないかと推測できます。

実際、地元仲介業者も「沿線に大手町や大学が複数あるため、進学や就職を期に独り立ちする方が多い印象がある」と仰っておりました。

志村三丁目駅も同様、単身間取りを探す方が大変多くなっており単身世帯の需要が高いと言えます。

一概には言えませんが、単身間取りの需要に対し供給も旺盛であるため、差別化や積極的な修繕が必要になる可能性があります。

②賃料の割安感

板橋エリアの特徴として、他の23区内と比較した際に賃料相場が低くなっております。

それでいて大手町まで25分と都心部へのアクセスも良いため、「職場まで30分以内で賃料を抑えて住みたい」という需要の大きいエリアとなっております。

③災害時の安心感

志村三丁目駅周辺は、住宅街が広がる南側のエリアが武蔵野台地となっており、地盤が強いエリアが多くあります。

そのため埋立地にみられるような液状化リスクも低いエリアです。

また東京都都市整備局による建物倒壊・火災危険度などの総合評価では、災害時の危険度も低いエリアとされております。

南海トラフ地震の発生予測もある現在、建物の倒壊や液状化などのリスクを考えると安心材料になるのではないでしょうか。

地元仲介業者様によれば、公共交通利便性が高く、スポーツ公園や商業施設などが豊富にあるため住みやすいという理由でファミリー層からの人気が高いとの話もありました。

様々な要因はあると推測されますが、千葉県の中心である千葉駅まで2駅であり仕事、買い物、レジャーに便利なエリアだということがファミリー層からの人気が高い理由だと考えることができます。

まとめ

都心までのアクセスと賃料のバランスがとても良く、さらに災害時の安心感の大きい志村三丁目駅エリア。

ぜひご検討エリアに加えていただけましたら幸いです。