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不動産投資を成功させる上で、重要なファクターとなる賃貸需要。 郊外に強い私たちだから知っている、あまり知られていない割に賃貸需要の高いエリアをご紹介します。不動産投資のエリア選定に役立てばと思います。 |
今回はセンター南の隣駅で20年以上暮らしていた森山が担当いたします。
港北ニュータウンの中核「センター南」の魅力
何でもそろう港北ニュータウンの中核「センター南」
横浜駅から横浜市営地下鉄ブルーラインに乗車し20分ほどでセンター南駅に到着しました。
ちょうど東急東横線と東急田園都市線の間を走る路線です。
駅を出ると視界には複数の商業施設が広がり、活気に溢れた街であることが伺えます。
これだけの商業施設が揃っていれば、都心や横浜駅まで行かずとも日々の買い物やレジャー施設を楽しむことができるでしょう。
港北TOKYU S.C.には、「アカチャンホンポ」や子供用の学習塾などのテナントが入っており、その他のテナントからも若いファミリー層が集まる街であることが推察されます。
駅前に大規模な駐車場を設けた商業施設が多く、週末を中心に交通量が多いですが、道路幅も広く、歩車分離が徹底されているため、お子様やペットを連れての散歩も安心です。
駅から離れてもコンビニやスーパー、ドラッグストアが充実しており、生活利便性の高さが伺えます。
港北ニュータウンの歴史と未来
もともとセンター南駅周辺の横浜市都筑区は、戦後、「横浜市六大事業」の一つとして、ニュータウン化が進められた背景があります。
こうして誕生した港北ニュータウンは緑地や緑道の整備、電線類地中化などにより、美しい街並みが広がっています。
センター北駅方面に歩くと、まさに建設中の大規模な施設が目に入ります。
これは株式会社ボッシュの研究開発拠点と区民文化センターの複合施設で、2024年の春に竣工が予定されています。
センター南駅周辺の賃貸ポイントは?
以上を踏まえたうえで賃貸のポイントを調査してまいりました。
【ポイント】
①ファミリー間取り物件の需給ギャップが大きい
②家賃単価が高い
③入居者属性が良好
①ファミリー間取り物件の需給ギャップが大きい
上記のようにセンター南駅周辺はファミリーの賃貸需要が高いエリアです。
下図はセンター南駅が最寄りの物件の検索回数と掲載物件の数を示していますが、40㎡〜60㎡の間取りは検索回数(=需要)が掲載物件数(=供給)を大幅に上回っております。
ファミリータイプの間取りは需給ギャップが大きいため、リーシングは苦戦しにくいと思われます。
②家賃単価が高い
以下、徒歩15分圏内のRC、S造、40㎡超の条件で、代表駅の家賃比較になります。
センター南駅エリアは、人気のエリアのため家賃単価は高くなりますが、それゆえ原状回復費用の比重が低くなりやすいということがいえます。
③入居者属性が良好
上記②に付随して、入居者属性が良好な傾向にあります。
総務省が2018年に行った住宅土地統計調査によると横浜市都筑区は神奈川県の中で、高収入世帯(年収1,000万円以上)が最も多いエリアとのことです。
実際、学習塾や私立の中高一貫校なども多く、世帯年収の高いファミリーが多いため、滞納などのトラブルも少ないと考えられます。
若いファミリーが多く勢いのあるセンター南駅エリア。
ぜひご検討エリアに加えていただけましたら幸いです。