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コンサルタントレポート
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お客様から直近でいただいたご質問に対して、弊社の見解をキーワードで解説していきます。
※各情報は弊社社員の見解および企業担当者から伝え聞いた情報です。取り上げた企業が公式にアナウンスしている情報では無い、ということをご了承ください。
「AD」と「フリーレント」
賃貸募集時にどのような条件で募集するかは申込獲得の可否に大きな影響を与えます。
特に現在のような閑散期においては、設備投資の状況やキャンペーンの有無によっては空室期間が長期化する場合もございます。
ではどのような場合にADを付けて、どのような場合にフリーレントを付けるのが良いのでしょうか。まずは両者の違いについてご説明します。
AD(Advertisement)とは
ADとは、客付けをした仲介業者様へお支払いするキャンペーンです。
立地や間取りにもよりますが、100%(賃料1か月分)程度つけることが多い印象です。
中にはADが100%以上の物件しかお客様に紹介しないという仲介業者様もございます。
フリーレントとは
入居者様が無料で住める期間を設けることです。
「フリーレント1カ月」=契約開始日から1カ月分は賃料をいただかないことを指します。
ADとフリーレントをどのように使い分けるの?
つまりADが仲介業者様にお支払いするものであるのに対し、フリーレントはご入居者様へのキャンペーンという違いがございます。
では、ADとフリーレントをどのように使い分けるのが好ましいでしょうか。
その判断軸、KPIの一つが「内見数」だと考えます。
例えば内見数自体が芳しくない場合は、そもそも仲介業者様がお客様にお部屋を紹介していなかったり、SUUMOなどの媒体に掲載していない可能性がございます。
そのため、仲介業者様へのモチベートのためにADをつけることで問い合わせ数増加、内見数増加に繋がる可能性が高まります。
逆に内見数は取れているのにも関わらず、成約に至らないというときは、物件の現地に課題がある、もしくは決め手にかけている(競合に負けている)可能性が高いです。
まず、実際に見た際、内見前のイメージと異なっていたという場合は専有部もしくは共用部への設備投資等(美観維持・清掃など含む)が有効です。
そのため内見を行った仲介業者様へヒアリングを行い、どのようなギャップがあったのか、どんな設備投資、改善を行うと効果的かをヒアリングし、判断する必要がございます。
また、ご入居希望者様にお部屋を見ていただいたき、気に入っていただいてはいるものの引っ越し時期等も含めてあと一歩決め手に欠けて申込に至らないという状態の場合は、フリーレントを付けることで、申込の後押しに繋がりやすいと考えます。
上記の内容はあくまで一例ですが、物件のエリアや募集時期を踏まえて、最適な条件でオーナー様に提案して参ります。