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不動産投資を成功させる上で、重要なファクターとなる賃貸需要。 郊外に強い私たちだから知っている、あまり知られていない割に賃貸需要の高いエリアをご紹介します。不動産投資のエリア選定に役立てばと思います。 |
都市再生で発展を続ける臨海副都心
今回は東京駅からJR京葉線快速で42分。JR京葉線・外房線・内房線が乗り入れている蘇我エリアのご紹介です。
エネルギッシュな湾岸エリア
蘇我駅一帯は特定地区として整備が進められてきた経緯があり、駅前や周辺の道路・歩道もきれいに整備されていました。
私自身、5月に音楽フェスで蘇我を訪れた際には、多くの人が行き交っていたにもかかわらず歩道の幅に余裕があり驚いたのを覚えております。
少し歩くと、アリオ蘇我や島忠ホームズなどの大型商業施設が集まるハーバーシティ蘇我と呼ばれるエリアが見えてきました。
他にも2km程度のハーバーシティ通りに、家電量販店、生活雑貨店、食品スーパー、多くの飲食店などが立ち並び、生活利便性の高さが見て取れます。
商業施設が集まるエリアからハーバーシティ通りを挟んだ向かい側は、東京ドーム約9個分の広さを誇る蘇我スポーツ公園です。
この広大な敷地にはJリーグ「ジェフユナイテッド市原・千葉」のホームスタジアムであるフクダ電子アリーナをはじめとして、サッカー場、野球場、テニスコート、ボードエリアなどの多彩な屋外スポーツ施設がありました。
私が訪れた際には、休日ということもあり、サッカーやランニングをする人で賑わいを見せておりました。
また、近年ではJAPAN JAM(5月)やROCK IN JAPAN FESTIVAL(8月)など大規模な音楽フェスが蘇我で開催されるようになり、今年の夏も盛り上がることは必至です。
以上のことから、充実したショッピングエリア、スポーツ、イベント&カルチャーが近接融合したエネルギッシュな湾岸エリアであることが大きな魅力と感じました。
蘇我エリアの賃貸ポイント
蘇我エリアの賃貸市場におけるポイントは下記2点です。
①職住近接で賃貸需要が安定 ②ファミリー層へのリーシング |
それぞれ詳しく解説いたします。
①職住近接で賃貸需要が安定
千葉市は、昼夜間人口比率が97.9%と一都三県の他の政令指定都市と比べても高くなっています(さいたま市:93%、横浜市:91.5%、川崎市:89.5%)。
そこで蘇我エリアについて少し調べてみました。
・元々JFEスチール(株)の工場跡地を蘇我特定地区として指定し、整備を進めてきたという経緯があり、工場が沖合の埋め立てエリアへ移転した現在も、JFE及び関連企業の城下町となっている。 ・蘇我湾岸エリアには貨物取扱量全国2位の千葉港があり、物流産業をはじめ、エネルギー・化学産業などからも多くの雇用が生まれていると推測できる。 |
以上の背景から、市内で雇用が完結するため、昼夜間人口比率が高くなり、東京都や神奈川県などの他エリアが競合になりにくいと考えられます。
実際、私が訪問した蘇我駅周辺の全ての地元仲介業者様が「JFEで働く方がかなり多いです」と仰っていました。
②ファミリー層へのリーシング
先述したように、蘇我エリアは多くの商業施設があり、かつ、広大な公園があるため、休日には多くの家族で賑わいを見せるエリアになっております。
そこで需給を調査してみたところ、1LDK以上の間取り全てにおいて需要過多になっておりました。
地元仲介業者様によれば、公共交通利便性が高く、スポーツ公園や商業施設などが豊富にあるため住みやすいという理由でファミリー層からの人気が高いとの話もありました。
様々な要因はあると推測されますが、千葉県の中心である千葉駅まで2駅であり仕事、買い物、レジャーに便利なエリアだということがファミリー層からの人気が高い理由だと考えることができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
近年の都市再生で今も発展を続け、そして公共交通利便性と住環境のバランスが良い蘇我エリア。
ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。